FortiGateのGUI上(Log & Report > Local Traffic)でローカル通信ログ(FortiGate自体を発着する通信のログ)が確認できないことがあります。多くの場合、原因はログフィルタ機能でローカル通信ログの記録が無効(disable)になっていることです。
本記事では、設定の確認と有効化の手順を整理します。

1. ローカル通信ログの記録を有効化する(CLI)

FortiGateでは、内部ディスクやメモリへログを保存する際、デフォルトや設定変更によってlocal-trafficdisableになっていると、ローカル通信ログがそもそも生成・記録されません。CLIから以下を実行して有効化します。

ローカルディスク(SSD/HDD)に保存している場合

config log disk filter
    set local-traffic enable
end

メモリ(Memory)に保存している場合(ディスク非搭載モデルなど)

config log memory filter
    set local-traffic enable
end

2. CLIで直接ローカル通信ログが記録されているか確認する

設定変更後、実際にログが保存されているかをCLIから直接抽出して確認します。

# 1. ログの参照先(デバイス)を指定
execute log filter device Disk        # ディスク非搭載機は memory

# 2. カテゴリをトラフィックに指定
execute log filter category traffic

# 3. サブタイプを「local」に絞り込み
execute log filter field subtype local

# 4. ログの表示
execute log display

ここでログが表示されれば、記録自体は正常に行われていることが確認できます。

3. GUI上の表示条件を確認する

CLIでログが確認できた場合は、記録の問題ではなくGUI側の表示フィルターや期間指定が原因です。

  1. Log & Report > Local Traffic画面を開く
  2. 画面右上の時間指定(Time Display)を「直近5分」から「24時間」や「7日間」に変更する
  3. 検索バーに不要なフィルター条件が入っていないか確認し、クリア(Reset)する

補足:FortiViewやレポートにも反映させたい場合

FortiViewや各種レポート画面でもローカル通信(拒否されたローカル通信を含む)を集計・表示させたい場合は、CLIで以下の設定を入れておくのも有効です。

config report setting
    set report-source forward-traffic sniffer-traffic local-deny-traffic
end

まとめ

Local Trafficログが表示されない場合は、まずconfig log disk filter(またはmemory filter)配下のlocal-trafficenableになっているか確認してください。設定変更後に発生した通信から順次GUI画面に表示されるようになります。それでも表示されない場合は、CLIでの記録確認とGUIの時間指定・フィルター条件を切り分けて確認すると原因にたどり着きやすくなります。